離床アシストロボット「リショーネPlus」とは?
ベッドと車いすが一緒になった変形ロボット。
ベッドの一部が車いすとして機能するので、ご利用者様を「持ち上げる」ことなく、車いすに移乗することができ、リフトなどの機器の導入が不要なので、スペースを有効活用できます。
またご利用者様を持ち上げないことで移乗作業時の不意のケガや、ご利用者様・介護従事者、お互いの負担を減らすことができます。
リショーネPlusでは、この操作器1つでベッドから車いすの移乗が簡単・安心・安全に行えます。
どのように移乗を行うのか、説明していただきました!
ご利用者様をスライディングシートを用いて車いす側に移したら、分離ボタンを「完了」とモニターに出るまで押し続け、ベッドと車いす部分が分離したら5cmほど手前に引きます。
次に奥側のアームレストを上に引き上げ、
車いす部分を完全に引き出します。
リクライニングで姿勢を調整したら、ベッドから車いすへの移乗が完了!
背中と足が上がるタイミングが調整されており、背上げ時のズレ・圧迫を軽減できるよう設計されているので、リクライニングによってずり落ちる心配もありません!
講師の手順を踏まえて、職員も分離から合体までの手順を行いました!
マットレスは一見、分離部分に違和感を感じるのではと思うのですが、体圧がかかることで分離部分がぴったりとくっついて段差がなくなり、1枚のマットレスの上で寝ているように感じるそうです。
手押しハンドルは両サイドの手押しハンドルロック解除レバーを押しながら手前に引くと出てきます。
押しやすい水平バー形状で力が入りやすく、ご利用者様が重くても操作が安定するよう設計されています。
キャスターレバーを一番下まで下げると簡単に全輪をロックすることができ、床と水平にすると全方向に進むことができます。
またキャスターレバーを水平から上にあげると方向ロックがかかり、前を向いた状態で固定され前進のみになるので、長い廊下の進行などにおすすめです。
マットレスは防水カバーで包まれています。
汚れても拭き落とすことができ、裏についているフックで固定されているので簡単に取り外せます。
車いす側に長時間いることになるため、マットレスの左右を交互に変えることでより長持ちします。
また、バッテリーは一度空になると急激に劣化するため、毎晩充電するなど必ず充電することを心がけることが大切です。
今日説明していただいた使い方で正しく使い、安心・安全のサービス提供に努めてまいります。
Panasonic様、ありがとうございました!
「見守り支援システム 眠りSCAN」の追加導入にあたりパラマウントベッド 様からも講師をお呼びし、説明会を行いました。
眠りSCANはマットレスの下に設置することでリアルタイムにご入居者様の睡眠や覚醒状態を確認することができ、一人ひとりに合わせた必要なケアを提供することができます。
また測定したデータは睡眠日誌や呼吸日誌として長期の変動を記録、閲覧することができるので、ご入居者様の生活リズムの把握が容易になり、生活リズムに合わせたサービス提供によって、生活習慣の改善を図ることができます。
これでうがた苑に導入された眠りSCANの数は全部で44台に。
導入できた介護ロボットを最大限活かし、より安心で快適なサービスがご提供できるよう努めてまいります。
パラマウントベッド様、ありがとうございました!