特養あらしま苑で大規模地震災害の発生を想定した地震訓練を実施しました。

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特別養護老人ホームあらしま苑では定期的に防災訓練を実施しています。
今回は大規模地震災害の発生を想定した地震訓練を行いました。

地震訓練では、鳥羽市役所総務課の防災危機管理室から講師を招き、
「大規模な地震が起こった場合どのような被害が起こる可能性があるのか」
「鳥羽市の地震・津波のリスクについて」をお話しいただきました。

いつ起きてもおかしくないと言われている「南海トラフ地震」。
災害発生時に慌てる事なく迅速かつ的確な行動をするためには、

「災害を理解」

「避難誘導体制の整備」
「情報の入手と提供」
「施設の安全対策」

など、日頃からの備えが重要です。

地震について学んだ後は、実際に地震体験車で地震の揺れを体験しました。
今回は南海トラフ地震が起きた時に鳥羽市で起こると想定されている、最大震度7の揺れを体感します。

地震が発生したら、まず以下の3つのことに注意するよう説明が行われました。

1.なるべく安全な場所に動く(机の下、物が落ちてこない場所)
2.姿勢を低くする
3.頭の上に少し空間を開け、手元にあるもので頭を守り、動かない

ポイントは、けがをすると致命傷となる「頭」「首」「手首」を守ることです。
今回は後頭部に手を当てて、危険なものにお尻を向け、しゃがみ込む「ダンゴムシのポーズ」をとって身を守ります。

震度7は、
・耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなる
・耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがある
・耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、倒れるものが多くなる
といった、非常に大きな地震です。

実際に体験してみると想像していたよりも揺れが大きく、ダンゴムシのポーズでも体勢を維持するのが難しいほどでした。

写真だと揺れが伝わらないので、動画をご覧ください。
地震体験車では数秒で揺れが収まりますが、マグニチュード9クラスの地震であれば、この揺れが約3分間継続すると言われています。

地震訓練の最後には、管理栄養士による非常食「アルファ米」の実演が行われ、作り方の共有と保管場所の確認を行いました。
アルファ米は、炊きたてごはんのおいしさをそのままに急速乾燥させたごはんのこと。
水やお湯を加えると、炊きたてのような食感とおいしさのごはんに戻ります。
ライフラインが止まった場合に重宝する非常食です。

いつ起こるかわからない地震。
いつ起きても冷静に迅速に対応ができるように、これからも定期的に防災訓練を実施し、みなさまの安全確保に努めてまいります。

特別養護老人ホーム あらしま苑

住所:三重県鳥羽市安楽島町1075-58

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